会社が赤字だと税金を払わなくていいと考えている方はご注意ください。
実は赤字でも税金がかかることがあります。
会社が赤字になるのは珍しくない
会社を経営していると、赤字になってしまうことがあります。
上場企業でもすごい額の赤字を出している会社が少なくありません。
中小企業の場合は起業後、軌道にのるまではなかなか売上や利益は増えません。
数年は赤字というのも珍しくありません。
しばらくは種まきをしたり、我慢の時間です。
赤字なら税金を払わなくていい?
会社が赤字なら税金がかからなそうです。
実際、法人税は利益(所得)に対してかかるので、逆にいえば利益がなければかかりません。
ただし、実は赤字でも税金がかかります。
法人住民税
法人住民税の均等割は、赤字の会社でもかかります。
税額は資本金等や従業員数によって(会社がある自治体によっても微妙に)変わり、最低7万円かかります。
消費税
会社が消費税の課税事業者の場合は、赤字でも消費税を払うことになります。
消費税は売上金額と一緒に税金を預かっておき、後で納付するものです。
預かっているだけなので、会社が赤字でも黒字でも関係なく納付が必要です。